鍼灸
鍼灸（はり・きゅう）
鍼灸は自然原理に逆らわず人間本来の生命力や蘇生力を最大限に生かした施術です。 身体には361カ所のツボがあり、このツボに「はり」や「きゅう」によって刺激を与えることで、血液の循環を改善し気の流れを良くすることを目的で施術します。また鍼灸は、体質を改善させることにも効果的です。当院が使用している鍼は完全使い捨てのディスポーサブルで衛生面も安全・安心していただけます。 施術に使う鍼の太さは0.16～0.24mmで痛みはほとんど感じません。 肩こり・五十肩・腰痛・坐骨神経痛・膝痛・更年期障害・頭痛・めまい・耳鳴り・内臓・婦人科・スポーツ障害など様々な症状に対応できます。
東洋医学の特徴
東洋医学の特徴は未病を施術することです。＜未病＞とは病気になる前の状態のことです。病院の診断はつかないけれど、カラダがだるい・寝付きが悪い・頭が痛い等の場合は、病気ではないけれども、健康であるとも言えません。また、＜予防医学＞として、カラダの免疫力・抵抗力を高め、＜未病＞を改善させることも出来ます。多くの人は現在の生活が良くない事を自覚しながら、その生活を変えられずにいます。
そのような場合には定期的なメンテナンスの意昧を含めて鍼灸による施術をお勧めします。
鍼灸施術の種類
置鍼法
当院の鍼施術の基本と葎るのが置鍼法です。 痛みがあるところや痛みに関連するところに10分前後鍼を刺し入れる方法です。 刺し入れられたままにした鍼を体は異物と感じ、取り除くために新鮮な血液やリンパ液をその部分に集めます。 集められた血液やリンパ液の影響により痛みのある組織が改警され疾病の施術が促進されます。 また鍼は滅菌されたものを使用し鍼の太さも髪の毛ほどの太さのものですし肌に入れる深さも5～10mmと深く入れることはありませんのでほとんど痛みはありません。
運動鍼
運動鍼とは痛みのある場所へ鍼を刺しその状態である一定の関節運動をして鍼施術独自の"響き"を起こさせます。 "響き"とは鈍痛に似た感覚ですがこの響き感じてもらった動きをすることによリコリ、ハリ、痛みを取り除いていくという分野の施術法です。 寝違いやギックリ腰など動かすことが困難な症状に有効な施術法です。
パルス鍼
鍼を置鍼(鍼を刺した状態)にして電極をつなぎ通電をします。 刺激はトントンといった心地よい感じでビリビリくるような感覚はありません。 筋肉の硬くなった場所や慢性的な痛む箇所の血行を促進させる効果がありますので坐骨神経療、肩コリなどに有効です。
カマヤ灸
お灸は火を使うことから熱いものだと思ってる人がほとんどかもしれません。 当院で主に灸施術として使うのはカマヤ灸というものです。カマヤ灸とは筒の中にもぐさが詰まっており直接肌にもぐさをあてずに皮膚から数ミリ上の部分で燃焼させます。 直接肌にふれないのでじんわりとした心地良い感覚があるだけでヤケドやアトが残る心配はありません。
透熱灸
もぐさをひねって米粒ほどの三角錐を作りそれを痛いところやツボに置き線香で燃焼させて刺激します。 当院では肌に灸点紙を張りその上で燃焼させますので熱は感じますが痕は残りません。 お灸というと大きなもぐさの塊を燃やして熱さに耐えるイメージがあるかもしれませんが米粒ほどのもζさは一瞬で燃焼してしまい刺激もチクッと感じる程度です。
灸頭鍼
置鍼した鍼にもぐさをのせてもぐさを燃焼させる施術法です。 鍼による局所への刺激ともぐさを燃焼することにより輻射熱が起きほのかな温熱作用により筋肉や組織の緊張を和らげ血行を改誓させます。 また鍼自体にも熱が伝わり体の深部を暖める効果があり、深い位置にある冷えを吸い寄せ抜き取る作用もあります。